B型だもの。

分散化していく世界の片隅で。

「なぜ影響力のある人たちはオンラインサロンに向かうのか」という記事を書いてから半年も経たないうちに「なぜ影響力のある人たちはVALUに向かうのか」という時代になってきております。

VALUとは、ビットコイン(仮装通貨)を用いたマイクロトレーディングサービスで、運営は株式会社VALU。ホリエモンやイケダハヤト師がいち早く参入したことで、またたく間に話題になった。

仕組は、この記事が超絶わかりやすい。

そして、LINE執行役員である田端信太郎氏がさっそく参入するとともに、特典として、自身のオンラインサロン入会権を提供している。これ、めっちゃ面白い動きだと思う。

オンラインサロンが個人をメディア化するツールとするなら、VALUは、個人を証券化し流通させるためのツール。

個人にしかない知恵やノウハウ、発信力。これまでは、それらを大手メディアをはじめとする企業が購入し、個人の力は、多くの場合、企業の提供する商品やサービスとして流通していた。たとえば極端な話、村上春樹の本は、講談社や新潮社という出版社を通じて本屋で販売される。

ソーシャルメディアの普及によって、それが個人でできるようになってしまった。

ひとりのクリエイターがいたとして、自分のSNSで発信し、noteのようなプラットフォームで作品を販売し、少し知名度が上がったら、オンラインサロンを開き、その入会特典として自分の作品の購読権を提供する。あるいは、一緒に作品をつくる工房のような場を、オンラインサロンの仕組みを使ってつくり出す。

そのために、VALUを使って資金調達を行い、支援者を集めることができる。

へんな話、ミケランジェロが当時の金持ちを口説き回ってパトロンにして、自身の工房をつくり、仲間のクリエイターたちとものをつくり出したようなことができてしまう。インターネット上のコミュニティ(オンラインサロン)と出資の仕組み(VALUやクラウドファンディング)によって。

さらに面白いのは、一部の突出したクリエイターに限定した話ではなくて、地方でちょっと面白いことやっている人とか、企業の中でエッジの効いたことをやっている人が、この仕組みを使って、個人で資金や信用を調達する仕組みが整備されてきているということだ。

たぶんそのうち、小学生の天才アーティストとか、めっちゃ旨い米つくっている地方の農家さんとか、超地下アイドルとかが、オンラインサロン+VALUの仕組みを使って、ニョキニョキ出てくるんだと思う。

その時に重要なのは、ソーシャルでどのような影響力を持っているかというネット上の信頼残高。そしてビジョンを見える形で語る力。

めっちゃ面白い時代になってきている。
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