B型だもの。

分散化していく世界の片隅で。

最近、スタートアップやコンサル界隈の人たちとニシノアキヒロさんの話題になることが多い。芸人としてではなく、彼が展開するメディア論やマネタイズ手法の新しさについて。

昨日打合せした元マッキンゼーの方とは 「『体験×おみやげ』の時代へ」のブログ記事の件で盛り上がった。「おみやげ化」は、本やモノの売り方の大きなヒントだと思う。

このエントリーもすごい。

それを生業としているかどうかはさておき、国民一人一人が情報を発信するようになった。
この国には、クリエイター (仕事で情報を発信する人)とセカンドクリエイター(趣味で情報を発信する人)しかいない。
つまり、《純粋な (受け止めるだけの)お客さん》なんて、ほぼほぼ絶滅したわけだ。

しかし、まぁ、最低でも 2冊は売れる。
2人で作った本が2冊売れるのならば、
10万人で作った本は10万冊売れるじゃないか。

ちなみに、昨日、21万部を突破した『えんとつ町のプペル』は、クラウドファンディングを使って、1万人で作った。
支援してもらうことで、作り手側にまわってもらったわけだ。
クラウドファンディングの本質は、資金調達ではなく、共犯者作りだ。
『えんとつ町のプペル』は発売 1ヶ月前の予約で1万部が売れた。

何が言いたいかというとね、

『お客さん』を増やすのではなくて、『作り手』を増やした方がいいということ。
なぜなら、『作り手』は、そのまま『お客さん』になるから。
そして、『お客さん』なんて、もう存在していないから。


勝間和代さんの有料サロンの話も出た。

濃密なファンが集まると、ファン同士の結びつきが生まれる。彼ら彼女らがエヴァンゲリストとして発信し、コミュニティができあがっていく。

能動的に関係性にコミットした人は、すでに「共犯者」だ。ニシノアキヒロさんの話にあてはめれば「作り手」が増えるのだ。

1990年代くらいまでは、誰かえらい人(「作り手」)が素晴らしいコンテンツをつくって、それを享受する「お客さん」が存在した。分散化が進み、絶対的な「作り手」はどんどんその力を失っていく。

発信がそうなったように、「作る」こともまた分散化していく。

共感し発信してくれる「作り手」のコミュニティを構築していくこと、言い換えれば、ファンをメディア化していくことが、これからのクリエイターの生存戦略になっていく。



 
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