B型だもの。

分散化していく世界の片隅で。

都内で旨い広島式汁なし担々麺が食べられる店があると聞いて、浜松町へ。広島に本店を構え、2015年5月に店主自ら東京出店したのだという。

平日ランチタイムはサラリーマンの行列ができているが、回転が速いのでさほど待たされない。

食券を買ってカウンター席へ。並盛か大盛、それぞれ1辛から4辛を選ぶシンプルなメニュー構成。並盛3辛と温泉卵を注文。しめて630円。広島の本店と同価格だそう。
30回混ぜてから食べるようにとの説明書き。麺は細め。四川飯店も池袋の楊も、汁なし担々麺を頼むと麺が太くて、まるでソフト麺でも食べているようでいまいち好きになれなかったのだが、細いストレート麺は嬉しい。

毎朝店で挽いているという花椒の香りがブワッと立つ。鉢の底の辣油は甘みと香りがあって、細い麺とよく絡む。

小鉢で提供される温泉卵は丼に入れず、すき焼きのように麺をつけながら食べるようにと書かれている。その理由は、終わってからもうひとつの楽しみがあるから。

食べ終わった麻辣のたれに、ごはん(50円)を投入し、温泉卵と卓上のたれ、鷹の爪、花椒、酢を混ぜて、担々ライスにしていただく。
花椒の中毒性。ここは絶対またくるなあ。ごちそうさまでした。
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