B型だもの。

分散化していく世界の片隅で。

美味しいものが食べたいなあと思うとき、最近ついここに来てしまう。

金曜日は、つまみで、まこがれいの刺身、甘海老の昆布じめ、烏賊の印籠、山葵の葉の醤油漬け、鯵と生姜の海苔巻き、まこがれいの肝など。

握りで、とり貝、赤貝、烏賊、白魚、さより、車海老、帆立、赤身、中トロ、穴子、雲丹など。

このお店は、お寿司が美味しいのはもちろんのこと、主の太一さんの人柄が素晴らしい。昨年12月に独立され、昼も夜もなく「体力が続く限りやってみようと思います」とおっしゃり、絶えず勉強している。

「蛍烏賊はないんですか」と友達が尋ねたら、

「酢味噌和えが一般的だが、どこにでもあるような食べさせ方はしたくないから置いていない、いま研究中」との由。

この友達は、最近一緒に料理教室に行っている子で、

「どうして包丁を使うときに、手がまな板に入っては行けないんですか?」

と彼女が聞いたら、ヨーロッパと日本の刃物の由来から詳しく教えてくれた。

お酒も飲んで、一人1万5000円足らず。

良い気分になって、東京駅まで歩き、フォーシーズンズのバーが良い席がないので結局、オアゾの上のカフェ(なんとなくファミレスっぽい)へ。

外のテラスで駅を見下ろしながらアホ話をしたが、寒くなってきたので室内に逃げ戻る。

愉快な夜だった。一週間仕事頑張ってよかったなあ。
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