B型だもの。

分散化していく世界の片隅で。

めちゃめちゃ面白かった。久々に、本を読む楽しみに耽溺した感じ。副題の通り、「食」から見たイスラムがテーマ。イスラムの食文化について、私が知っていることは、豚や酒の禁止、ラマダン月の断食くらいだった。しかしラマダン月には、食費がかさむという。その理由は、日 …
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エストニアがすごい。そんな話を、あちこちで聞く。ロシアに隣接したバルト三国の一国。エストニア国民でなくとも、インターネットで仮想住民になれるらしい。仮想住民(イーレジデンス)制度を通じて、世界中のフリーランサーたちが、旅しながら働く「デジタルノマド」にな …
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太宰治「斜陽」のおそろしさは、年を重ねてからわかる。上流階級が戦争で没落していくおそろしさではなく、女性のおそろしさだ。ヒロインであるかず子は、退廃的な生活を送る既婚者で作家の上原二郎に恋をし、子供を宿す。上原に宛てた手紙として、独白のように語られる言葉 …
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3月に参加したイスラエル外務省「Young Leadership Program」の続きを書こうと思って、ずいぶん間が空いてしまった。今回の滞在中、一番びっくりしたのは、エルサレムのヤド・ヴァシェム(ホロコースト記念館)に行ったら、杉原千畝のご子息である杉原伸生氏に偶然お会いした …
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立命館アジア太平洋大学(APU)に行った。開学は18年前だが、東京でも大阪でも福岡でもない、大分の、県庁所在地でもない温泉地の、しかも市街地から離れた山のてっぺんに大学をつくり、世界中から学生を集めるって、正直「よく始めたな・・」と思う。今では、50か国以上から …
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「失敗の本質」に勝るとも劣らない名著。第二次世界大戦の日本の敗退を、主に戦略と物資補給の観点から分析したのが「失敗の本質」なら、この本は、ファイナンスの観点から、失敗を分析している。日露戦争で日本が勝利した大きな理由として、当時の日銀副総裁・高橋是清によ …
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『戦前の大金持ち』。最初にこのタイトルを見たとき、三菱や三井といった大財閥が戦前にどのような豪奢な暮らしをしていたかという本かと思った。そうではなかった。登場するのは、中国の近代化革命をパトロンとして支援した梅屋庄吉、真珠の養殖に世界で初めて成功し、ミキ …
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リーダーは哲学を学ばなければいけない、という流れを、あちこちですごく感じる。VUCA(不安定で不確実で複雑で曖昧)な世界でいろいろ考えなきゃならんだろうし、人工知能やら仮想現実が盛り上がる中で、「そもそも知性って何よ」「自我とは」みたいな問題に向き合わないと …
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三連休、いわき回廊美術館に出かけた。北京オリンピックの視覚特効芸術監督を務めた蔡國強。その作品は、越後妻有・大地の芸術祭でも見たことがあった。世界的アーティストである彼は、かつて福島・いわきに住んでいたことがあるという。無名時代の彼を支援したのが、いわき …
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HONZ主宰の成毛眞さんがFacebookにこう紹介されていた。なんでまた日本植物燃料株式会社社長という肩書の人が、アフリカで電子マネー始めたのだ!という不思議。電気もないモザンビークの村で日本人がなーにしとるのだ!という謎。推薦するしかない。もう、この推薦文に尽き …
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